注文住宅の建材について、集成材と無垢材を比較してみました。
集成材とは、木を薄くスライスしたものを接着剤で貼り合わせて1本の柱にしたり、板にしたりしたものです。
集成材を造る技術にもさまざまなものがありますが、問題になるのは、集成材に使われる接着剤と、その耐用年数です。
集成材の接着剤からは、シックハウス症候群の原因となる物質の代表格であるホルムアルデヒドが放出されています。
また、集成材は1960年くらいから生産が盛んになったのですが、歴史がわずか40数年しかない建材を使った注文住宅を耐久性に優れているとは言い難いものがあります。
そもそも、なぜ木を接着剤で貼り合わせるのかというと、木材特有の欠点を取り除くためです。
その欠点とは、狂い、割れ、ねじれ、曲がりなどを起こしにくくし、なおかつ強度を出すために開発されました。
しかし、健康に対する配慮は一切されませんでした。
近年では健康に対する関心が高まり、有害物質の放出レベルを抑えた集成材が主流になってきていますが、全く有害物質がでないというわけではありません。
最近では、無垢材の乾燥技術も進歩していて、含水率を10%以下までに乾燥させることも可能になりました。
無垢の乾燥した建材を使えば、反りなどの問題は大分解決されてきています。
ただし、無垢材は生きていますので呼吸もしますし、収縮もします。
内装材に使った場合には、多少の反りや隙間が生じることは最初から認識しておく必要があります。
湿度が高ければ湿気を吸って膨張し、乾燥していれば湿気を出して収縮します。
これは、無垢の木が生きているからこそ呼吸することで、室内の空気を快適に保ってくれるのです。